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・尾を引く前期型リングの危険性

 通称「リングプロテクト」と呼ばれていた CD-ROM プロテクトは、正式に「リングプロテック」と名称を与えられ 2001 年夏より比較的多くの国内ゲームに使用されています。このサイトではリングプロテック以降を「後期型リング」と呼び、それ以前を「前期型リング」と呼んでいます。

 さて、後期型リングは特設でも解説した通り強度には劣るものの原理上は比較的相性問題の起こり難いプロテクトだと私は認識しています。それに対して、前期型リングはドライブとの相性、チェックプログラムの未熟さなど、多くの問題を抱えていました。この前期型リングの問題は後期型リングへ移行することで払拭されたと思っていました。

 しかし、先日行った検証試験で私自身予想だにしていなかった現象を確認しました。手持ちのソフトで再現してみましたので以下をご覧ください。


 CDD-4401(Philips)に後期型リング「Only You−リ・クルス−」Disc1 を挿入します。

 

 認識させて起動メニューを表示させます。ちなみに、この時は認識までに CDD-4401(Philips)が7回ほどリトライしました。「メニューの終了」で起動メニューを終了させます。

 

 次に前期型リング「ビ・ヨンド」Disc1 を別のドライブ SD-M1401(東芝)へ挿入します。SCSI の 外付けドライブ。IO DATA 社製リテール品(DVD-TX10T)です。

 

 そのまま反応が有りません。CTRL+ALT+DEL キーを押すとチェックプログラムが落ちています。スクリーンショットを観ればお判りの通り Windows98 のエクスプローラ自身も落ちています。

 

 そしてこのダイヤログを保存した時点でエクスプローラの応答が無くなりました。強制終了もできないので電源を落とすしか方法が有りません。

 

2001/9/17 追記--------

 Celeron300AMHz+i810E+Windows2000 の環境でも確認してみました。

 

 CDD-4401(Philips)に後期型リング「Only You−リ・クルス−」Disc1 を挿入します。関係有りませんが、バックに映っているのは畳ではありません。Macintosh2ci の蓋です。当時 \800k ほどしたんですが今や...

 

 そして起動メニューを表示して終了させます。ちなみに、リトライは14回でした。

 

 リ・クルスを取り出し、前期型リング「ビ・ヨンド」 Disc1 を CD-220EA(TEAC)へ挿入します。

 

 結果がコレです。Autorun で起動しているのに何故 D: を読みに行きますか。このときの CD-220EA(TEAC)は無茶なシーク音を3回ほど。Win2k 環境では「再実行」以外を選択することで先に進めます。が、Windows のシャットダウン時にフリーズしました。

追記ここまで--------


 この現象は、当該ドライブでは再現性 100 パーセントです。その他のドライブでも後期型リングの起動終了を繰り返した後、前期型リングの起動を試みると同様の「誘爆」を起こすことを確認しています。

 実は、これは前期型リングが誤爆した時に他のドライブでの起動を試みた際に発生する現象と同じです。払拭したはずの前期型リングでの不具合が、まるで亡霊の様に後期型リングにも付きまとっている印象です。

 この現象を確実に回避するには、前期後期を問わずリングの施されたソフトを起動、終了したら Windows を再起動するしか方法が無いと思われます。チェックプログラム(ライブラリ)が CD-ROM 内に存在する為、Autorun の設定が有効の場合他に回避する術がありません。本来であれば「後からリリースされた方」に対応義務が有りますが、他社ソフトとの組合せの場合にメーカさんが対応を検討してくれるか疑問が残ります。

 前期型リングの施されたタイトルを保有している方、くれぐれもご注意下さい。

 

 

 メーカの方へ。もし間違い、或いはサポート方法や技術的指導等ございましたら下記アドレスまでご連絡下さい。訂正させて頂きます。

 リンクとか一切の制限をしませんのでご自由に。尚、ADSL による自鯖ですので、落ちていたらご容赦下さい。

The person who wrote:凧

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